洛趣会 (2012.11.04 Sun.)

昨日、今日と開催されている洛趣会昨年ご案内状をいただいてはじめて伺ったけれど、まことに京都らしい雅な催しでほぉ~っと溜息が出たことを思い出す。錚々たる京の老舗が趣向を凝らした展示をされる。販売はなく展示のみ。それにお呈茶席とお蕎麦席。昭和3年から毎年場所を変えて今年で80回目とか。昨年は佛光寺、今年はご近所のくろ谷?金戒光明寺が会場。

それぞれにテーマがありうつくしく楽しい展示ですが、特に松栄堂さんの、金戒光明寺に眠っている江戸時代の香人、米川常白をテーマにしたものはすっきりとした美しさで私の目を引いた。京人形 田中彌さんの百人一首。作者がずらり勢ぞろいは愛らしくそして圧巻。とらやさんの展示、時代ごとにお菓子が飾られていて、驚いたのは江戸時代のお菓子の大きさ。展示用にスケールを大きくしていらっしゃるのかと思ったらさにあらず。実物大でしかも「小型」という一番小さい寸法とか。いやはやなんとも。

お呈茶席(本日はお裏さん)でお菓子とお茶をいただいて、お庭でお蕎麦。京都の秋を眼と口で堪能。

洛趣会:「売り申さず、お賞(ほ)め下され」の考えのもと、京都の老舗30店がお得意様をご招待して商品をご覧いただく展示会が「洛趣会展」です。(以上とらや公式ブログより引用)