出雲へ 二日目 (2016.10.11 Tue.)

早起きしてお風呂。本当にいいお湯です。炊きたての仁多米と宍道湖のしじみのお味噌汁で美味しい朝ごはんをいたただいて出雲大社を目指す。最寄りの玉造温泉駅から出雲市駅まで列車に乗り、バスに乗り換えて出雲大社へ。正門前で下車して大社を目指す。上がって少し下ってまら上がる、という起伏がいい。静かなゆったりとした佇まいがいい。境内くまなく手を合わせて摂社へも。

門前で出雲蕎麦をすすって隣接の県立古代出雲歴史博物館。楽しく学べる展示構成。槙文彦氏設計の建物も周りに調和しとてもいい。館内では、たたらも踏んでみた。かなりの重労働。たしか、一時間踏んで二時間休み、それを6人で交代して三日間。踏む人は「ばんこ」と呼ばれそこから「代わりばんこ」という言葉が生まれたそうだ。なるほど〜。稲佐の浜の神迎の様子もビデオで知る。カフェで一休みしてして浜へ。途中思い掛けなく出雲阿国のお墓。先日の大徳寺高桐院でお墓詣りができなかったと思っていたら、しっかり地元で呼ばれました。稲佐の浜は引き潮で弁天島へも近づくことができた。帰りは神迎えの道を通って戻る。どの家にも竹の花入が。きっと神様を迎える日にはお榊が活けられるのでしょう。

さて今宵の宿は湯の川温泉。来るときとは風情を変えて一畑電車に乗る。駅舎も列車もレトロでとてもいい感じ。列車にはモーニングに連載の『終電ちゃん』(藤本正二)の主人公に似た車掌さんも(笑)車窓をゆっくり眺めながら出雲市駅まで。瓦屋根に鯱鉾がのる家も多く、まだまだ風情が残っていることに大いに慰められる。ずっとこのまま残って欲しいものですが… JRに乗り換えて荘原駅。迎えの車で宿に。一泊目に続いて湯元掛け流し。通された部屋や宿の作りは突っ込みどころ満載ですが、眼をつぶるのだ!

まずは一風呂浴び、夕ご飯。さすが日本海の幸うまし。錦織選手も大好きだという「のど黒(アカムツ)」も登場。建物から受ける印象とはちょっと違って(笑)お料理、味付けも繊細で仕事もちゃんとされている。中居さんも気さくでいい方でした。今宵のお酒は、竹下元首相のご実家のもの。なかなか。貸切半露天風呂を楽しんで就寝。

Koike’s album