朝一番に茶の湯の稽古。今日から炉。早いものです。運びの薄茶亭主。薄茶、壺飾り正客とお濃茶の客。今日はお人が少なくたくさんお稽古をさせていただく。終わって、お昼を「ひとつのおさら」さんでいただいて、表千家北山会館へ移動。
「茶の湯文化にふれる市民講座ー歴代家元の歳の祝いー」へ。講師は熊倉功先生。茶の湯で、齢の祝いをすることは、古いところで例を探すのは難しいと先生。明治に入ってからの家元の記録をふたつ。もうひとつは「北陰翁寿茶」(大正5年12月11日)の記録より。茶の湯が衰退し復興するまでの間、近代数寄者の時代、というものがあった。名品を数多く持っていた数寄者のみならず軽いお道具で茶の湯を楽しんでいた数寄者も。双方に断絶はなく交わっていた、というお話。これには大いに勇気付けられました。
地下鉄からバスを乗り継いで帰宅。今出川のバス停にバレエを習っている女の子二人。何気なく四番ポシジョンで立っているのですがその立ち姿があまりにきれいで、見惚れてしまう。北白川で降りたので、おそらく有馬バレエ団で何かワークショップでもあるのでしょう。上着には別のバレエ団の名前が入っていた。
夕餉は天然カンパチのお刺身と湯豆腐など。湯豆腐には霜降りシメジと白菜も入れる。お供は秋鹿。