何度か不思議な光景に出会いました。シャクガの幼虫が白い繭らしきモノの上に鎮座しています。調べてみると、どうやらコマユバチの仲間に寄生されたシャクガの幼虫がゾンビ化し、コマユバチの繭を守っている状況のようです。コマユバチは寄生しても宿主は殺さず、体内から出てきて繭を作ります。でも何匹かが体内に残っており、特別な物質で宿主を制御しているとか？ 寄生された幼虫は怒りっぽくなり、繭に近づく敵を攻撃するそうです（恐怖）。シャクガの幼虫は栄養を吸われ、今となっては見る影もなくシワシワ（ミイラみたい）なのですが、ひょっとしてヨモギエダシャクの幼虫かもしれません。

・コマユバチの繭を守るシャクガの幼虫（2017年5月7日）

・コマユバチの繭を守るシャクガの幼虫（2017年5月12日）