君の名は (2017.06.09 Fri.)

プランターから芽を出した幼木。何の木かいまひとつ判然としなかった。昨日ふと見ると葉っぱが随分と食べられている。誰の仕業だろうと注意深く見ると、いました、イモムシくん!どうやら「アオスジアゲハ」の幼虫のよう。手元の図鑑で調べるとアオスジアゲハの幼虫はクスノキ科を食すとある。木の図鑑で調べると「クスノキ」に間違いなさそうだ。イモムシくんが教えてくれた木の正体。

そのイモムシくんはどうやら終齢(5齢)。葉っぱの表で静止して蛹になるらしい。昨日は動く気配が見当たらなかったので、蛹になる日も近いのか。今朝5時ごろに再び観察。いない!忽然と姿を消してしまった!!はやる気持ちを抑えてくまなく探してみたら先っちょの葉っぱをムシムシ食べていた。ほっ。しばらく眺めていたら食べ終わったと見えてのしのし元の葉っぱに戻っていく。その様子もかわいい。件の葉っぱまで戻るとうんしょうんしょと方向転換。頭を上にして昨日見たポーズに収まった。誰に教えてもらう訳でもないのに、住処の葉っぱから一番遠くにある葉を食べて、また住処に戻ってくる。鳥などに捕獲される危険を少なくするためだと思われますが、その姿がまた健気でスリスリしたくなる。それにしてもこんなにイモムシが好きだったとは!(笑)と言っても今のところアゲハの幼虫だけですけど。