Formia四日目 (2017.10.03 Tue.)

いやぁ、昨日はすごかった。少々寝不足。ホテルの人が会うなり「昨日は申し訳なかった。この街の男性と中国人女性の結婚式でね。中国でもやって次にこちらで…」と話しかけてきた。途中あまりのうるささに結婚式ではなくて何か別のイベントなのかと思ったけれど、やはり結婚式だったのか。「いつもは二階のバンケットルームを使うのだけれど、80名と少なかったから客室階のすぐ下の三階のリストランテを使ったのですよ。だから余計に音が。しかもサクソフォンなどの楽器も持ち込まれていて」なるほど、そういう訳だったか!二人の一生に一度(おそらくは!)の晴れの舞台だし、まぁここは仏の顔で許しましょう。私としては随分と直接的な物言いで昨晩フロントに電話をしたのに「貴方は本当に礼儀正しい方ですね」というようなニュアンスのことを言われてしまった。関西に住んで7年目なのにまだまだ修行が足りませんな(笑)ともかく、一件落着。昨夜のことは水に流して今日も一日楽しく行こう(笑)

さて本日は南下してPozzuoliへ。一歩カンパーニャへ踏み込む。イタリアで三番目に大きなTeatro Romanoがあるらしい。しかし残念!今日はクローズ。でも確かに外から見ても立派です。では美味しい魚介を食べさせていただこうと海沿いへ向かう。ナポリの人たちが週末美味しい魚介類を食べに足を延ばすとか。確かにお店がずらりと並ぶ。ちょっと横道に入ったところにいい感じのお店を発見。ここにしようかと当たりをつけて、ランチタイムまでもう少し街をぶらぶら。

そして当たりをつけたお店に戻って昼食。ワインはお店の方お勧めの「ハウスワイン」。高いものを薦めてこないのがイタリアのいいところ。「Coda di Volpe」という愛嬌のある名前。そして魚介に合うお味。うんうん、こういう気取らないワインもいいなぁ、としみじみ。お料理はアンティパストミストを最初に一人前頼んだら、これがプーリアの様に出てくる出てくる。中でも美味しかったのはクルクマ(ウコン)とザッフェラーノ(サフラン)が使われた一品。美味しいイタリア料理のお店が数ある日本でも、これは食べられないね、というようなお料理に出会えるとうれしい。電車に乗ってきた甲斐があるってものです。さらに大好きなウニのパスタもあって、ほくほく。ゆっくりとお昼を楽しんでFormiaへ戻る。さすがにちょっと疲れて今日は駅からタクシーで。

ホテルの部屋でビールを飲んで今日はお仕舞い。今宵はぐっすり眠れますように(笑)