チェックアウト。カードがうまく反応しない。種類の違うカードを試してもらうがダメ。どうやら回線状態が芳しくない模様。キャッシュが残っていてよかった。B&Bを取り仕切っている女性。ルーマニアのご出身だそうだ。突然「お幾つ?」と年齢を尋ねられた。ご自分は45歳だと言う。ずっと年上よ、と答えると「どうして日本人は若く見えるの?」「何か秘訣があるのかしら?」と畳み掛けられた(笑)私たちの前にも日本人が宿泊したことがあり、その女性は私よりも年上の60代だったけれどお肌もきれいでとてもそんなお年には見えなかったそうだ。ルーマニア人はお肉が多すぎ、食べる量も多すぎるに違いないという。日本人も肉類を食べるけれど、おそらくイタリア人やルーマニア人に比べるとお肉の量も全体の量も少ないと思う。それから納豆などの発酵製品、そして毎日シャワーだけではなくて湯船に浸かるのがよいのかも、と答えておいた。
さて、そんな会話も楽しんで宿を後に。振り出しのフィウミチーノ空港近くのホテルへ。一泊して明日は帰国フライト。前日の今日はやぎのお誕生日。ホテルのリストランテでお祝いをする。米国系のホテル故か、彼の地の宿泊者がとても多い。仕事をリタイアして悠々自適な方々とお見受けする。ふと今朝の会話を思い出す。というのもほとんど全員横にとても大きいのだ。体型は如実に食生活を語る、のか…
テーブルの担当になった女性がとても楽しい方で、ちょくちょくテーブルに寄っては「おめでとう、ありがとう」と日本語で声をかけてくれる(「おめでとう」は聞かれたのでお教えした)。正直、そう情緒のないダイニングだったが、この女性と、オーダーしたフランチャコルタのお陰でよいバースデーディナーとなった。最後まで人にも恵まれた旅。
そうそう、今年の旅のもうひとつの思いがけない贈り物。関空からのフライトで機内から自分の住む町と家を見られたこと。はっきりくっきり見ることができた。でも真上が航路なら、関空まで行かずに近くから乗りたいなぁ。これは叶わぬ夢(笑)