拾翠亭をお借りすることになり手続きのために御所へ赴く。公式にはお庭全体は「御苑」なのだが皆さん「御所」と呼ばれるし、その方がしっくりくる。すこんと抜けた空がきもちいい。目の敵にしている電柱がなくて心が安らぐ。あぁ、ここに住みたい(笑)
手続き先の事務所は閑院宮邸跡内にある。せっかくなので手続きが済んでから見学。昔の地図などもあり、天皇さん(こちらの方風に)が住まわれていた頃の、お公家さんの屋敷がびっしりと立ち並んでいた様子も知ることができる。東京にお移りになった天皇さんが8年ぶりに京都へ還幸されると荒れ果てた御所の姿が。大いにお嘆きになったのが公園として整備される発端だったとか。
それにしても1869年(明治2年)の東京遷都は都の人たちにとって青天の霹靂だったことでしょう。邸内の展示を拝見して改めて思う。