春の恵みは様々あれど、我が家で一番身近なものは下段の庭に毎年出てくるフキ。定番は、お揚げさんと一緒に炊いた一品。なんたって採れたて。香りがよくて甘くてまことに美味。特に今年のものは美味しいように思う。これを大好きな泡(シャンパーニュ)に合わせるのだ。う〜ん、しあわせ!
このフキ、古名を「山生吹(やまふぶき)」というらしい。手元の図鑑「野草の名前 春」(山と渓谷社)によると、“山”は植物の自生地を表し、最初の“フ(生)”は生きるとか生まれるという意味を持つ。“フキ(吹)”は吹き出す、盛り上がるなどという意味合いがあり、自生する蕗の様子を語っている。とある。(太字抜粋)