昨年の夏、観測していたイモちゃん三匹。一匹は越冬蛹となり年を越し今年の5月に無事羽化した。二匹の所在は不明だったが、なんとその内の一匹だと思われる蛹の抜け殻を発見！！庭に置いている「ガーデンバリア」の電池を変えようとやぎが引っくり返したそのとき、抜け殻を見つけた。こんなところに！驚きとともにうれしさがこみ上げる。無事羽化した痕跡がありありと。

今まで見てきたイモムシくんたちはそろそろ蛹になるだろうと思われる時期に忽然と姿を消していた。天敵にやられてしまったのかと心配をしていたが、昨年越冬蛹になったイモちゃんが「グランドジャーニー」に出たことをこの目で見て、その場で座を作るのではなくて、その葉（樹木）から少し離れて座を作るのではないかとほぼ確信を持った。今回の抜け殻発見でさらに確信が深まった。

「グランドジャーニー」以外にも、座を作った葉を他のイモムシが食べてしまった、という事象も「離れて座を作る」という確信に大いに繋がった。まさに“百聞は一見に如かず”

もちろん蛹になってからも危険はたくさんあり、全部が全部「華麗なる変身」を遂げられたとは思えないけれど、少なくともアオスジアゲハのイモちゃんが「姿を消した」理由の多くは「離れたところで座を作るため」だったと思われる。大きな発見、大きな喜び。

蝶についてとてもよくわかるサイト「ぷてろんワールド」を見つけました。リンクを貼らせていただきます。