ご近所のプーリア料理店へ。こちらもお気に入りのひとつ。お正月だからと奮発してロゼのスプマンテを選択。地元品種のススマニエッロ100%で、なんと瓶内30ヶ月熟成だそうだ。初めて耳にする「ススマニエッロ/Susumaniello」。
輸入元スリーボンド貿易さんのサイトには“ブリンディジ原産のススマニエッロ。かつてバルクワイン用に大量生産が求められていたプーリアでは、生産量が少ないために徐々に見捨てられ絶滅しかけていた品種ですが、そのポテンシャルを見出し、試行錯誤を重ね、樹齢75年の樹からマッサール・セレクションにより増やすことに成功。海に近いイヤッディコに植樹し、世界で初めてススマニエッロ100%のワイン「トッレ・テスタ」を作り出しました”とある。
そのススマニエッロを使ってシャンパーニュ方式で作られた泡。とてもチャーミングな酸を持ち、色もきれい。海に沈む太陽、そのピンクがかった茜色を彷彿させる。さすがに地元品種だけあって、野菜をたっぷり使った小皿の数種のアンティパスト、牡蠣を使ったカヴァテッリ(ショートパスタ)、どのお料理にもよく合う。「ススマニエッロ」という品種と生産者の「TENUTE RUBINO」に注目です。
注目といえば、「紫」という日本の古来種。今大阪で「紫」というブドウを復活させ、ワインの品種にしようという取り組みが進んでいるそうです。今後に期待!