今年初めての本は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」(ブレイディみかこ著)。面白く読んだ。sympathyとempathyの違い。なるほど!と合点。empathy=“自分がその人の立場だったらどうだろうと想像することによって誰かの感情や経験を分かち合う能力”(「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」より抜粋)。この能力を一人一人が磨けば世の中はもう少しマシになるのだろうか。ここに来てきな臭さが増した世界を思うとため息ばかりが出る。
刻一刻と変わる空。沈みゆく太陽の光を受けて染まる山。葉を落とした木々のシルエット。世界はこんなにも美しいもので溢れているのに!
*「シルエット」が18世紀のフランスの蔵相『エティエンヌ・ド・シルエット(Etienne de Silhouette)』の名前に由来、というのをNHKの「チコちゃんに叱られる!」に教わった