どの花も一ヶ月程度早いように感じる。そんな中、シロヤマブキも数日前に咲いた。通年4月中旬を少し過ぎた頃に咲く。若干早めというところか。桜に関しては「過去1200年で最も早かった日本の桜」というヘッドラインも見かけた。日記や文書に記された京都の記録を812年までさかのぼって収集している研究者がいらっしゃるらしい。現在桜の開花宣言に使われている標準本は原則としてソメイヨシノだそうだ。このソメイヨシノは江戸時代のおわりから明治時代にかけて江戸は染井(現在の豊島区駒込)の植木屋さんが吉野桜の名で全国各地に売り出し、のちに染井吉野と名付けたものと言われている。データベースに収められている樹種はなんだろう。検索してみたら、研究者のデータサイトが見つかりました。データベースに収められている樹種の多くはヤマザクラらしい。それにしても何と素晴らしいご研究でしょうか。昔の日記を読むだけでも大変なのに、そこから気温も導き出すなんて!
ヤマザクラと言えば、ご近所に立派な樹が。数年前に随分と枝が払われて心配しましたが、今年も見事な姿を見せてくれました。