お能「海人」(2021.12.04 Sat.)

公演チラシ大津市伝統芸能会館へ。ご縁あって豊嶋研鑚能の会普及公演〜母子の絆〜へ寄せていただく。だいぶ冷え込んだので一番暖かいキモノを着込む。久しぶりの京津線。乗っているだけで楽しい列車。びわ湖浜大津駅で石山坂本線に乗り換えて二つ目の「大津市役所前」で下車。ランチができるお店はないかしらと会館とは別方向に歩いてみる。ありました!さすが犬の鼻を持つ女(笑)広々とした洒落たカフェ。サラダとスープがセットになったものをオーダー。スープがとても美味しかったです。コーヒーは持ち帰りにしてもらい、お店を後に。働く方々の対応もよくて、ランチ難民にもならず、よかったよかった(嬉泣)

公演は最初に「講座」があり、本日の演目についてあらかじめ理解ができるようなご工夫が。おかげさまで仕舞も能も頭に「?」が並ばずにすみました(笑)流派によって足の運びが違うことや、舞手によって同じ感情を表す場合でも所作が変わる場合があることなど、教えていただいた。例えば悲しみのシーン、面の前に左手を持ってくる、両手を持ってくる、あるいは扇を持っている右手を持ってくる、などの違いなど。その講座を踏まえて、抑制された動きでの深い表現に大いに魅了されました。

帰り道、同じ舞台を見た方から芸能会館の近くにある大津歴史博物館も面白いのよ、と伺う。しまった。もっと早く来てセットで楽しめばよかった。次の機会には忘れないようにしよう。