先週とても素敵なご招待を受け奈良へ足を運んだ。久しぶりの奈良。せっかくなので待ち合わせの時間より早く行き、少し観光することに。地図を眺めていたら、駅から待ち合わせ場所の途中に「元興寺」というお寺さんを見つけ立ち寄ることにした。奈良はすこんと空が抜けているのがいい。でもそのせいで日陰がない。赴いた日は30度の夏日になった。照りつける太陽が真夏を思わせる。けれど、どこかしらのんびりした風情があって風がなくても風を感じられるのが奈良の町なのだ。
さて元興寺(がんごうじ)という真言律宗のお寺さん。“日本最初の本格的伽藍である法興寺(飛鳥寺)が 平城遷都にともなって、 蘇我氏寺から官大寺に性格を変え、 新築移転されたのが、元興寺 (佛法元興の場、聖教最初の地)” “鎌倉時代に戒律の普及と古寺の復興をすすめた西大寺の興正菩薩叡尊を宗祖とする”とオフィシャルサイトに。極楽堂(本堂)のご本尊(智光曼荼羅=阿弥陀如来を本尊とする極楽浄土図)にまずは手を合わせ、参拝経路に従ってぐるっと一巡。「飛鳥時代の瓦」というのが何とも素敵。古の雅楽の音が聴こえてきそうでした。