粽を買いがてら少し宵々山を楽しむ。のんびりしたゆったりした風情で、私はこの後祭の雰囲気が好き。そして今日は風もあり凌ぎやすい。まずは鈴鹿山で粽を買い求め、瀬織津姫様に3年ぶりに手を合わせる。196年ぶりに復活した鷹山では、絵葉書を買い求めた。小学4年生くらいだろうか。洒落た浴衣を着た女の子。「五百円お預かりしました。三百円のおつりです」とはきはきと丁寧な接客。「お暑いところお出かけいただきありがとうございました」と絵葉書を手渡してくれた。「復活してよかったですね。おめでとうございます」と声を掛けると、「はい!ありがとうございます」と満面の笑顔。なんと素敵なお嬢さんだろう。こんなこともあり、関係者でもないのに涙が落ちそうになりました。お店の予約時間に少し間があるからと、もうひとつふたつ見てから行こうと欲を出したのがアダになり(昨日“小欲知足”と書いたばかりなのに・苦笑)雨に遭う。予報より早い雨。傘を持っていな方々が軒先で雨宿り。傘を持っている私たちも雨宿り。少し雨脚が緩んだところでお店にダッシュ。帰る頃には雨もすっかり上がり、提灯にも火が入り、よい風情。出かけて来て、よかった。