正伝永源庵(2022.06.24 Sat.)

京都文化博物館で「四百年遠忌記念特別展 大名茶人 織田有楽斎」を見た。正直さほどの期待を持って足を運んだのではなく、一応押さえておこうかなと軽い気持ちで。いやはや浅はかであった。軽い気持ちはすぐに吹き飛ぶ。見応えのあるたいへん面白い展示。消息も数多く出品されていた。消息を学ぶ勉強会に参加している私は、もう少しは読めてもいいのではと泣きたい気持ちに。さらに身を入れて学ぶことを誓いました(笑)

展示を見たからには会期中特別公開されている「正伝永源庵」さんにも是非とも足を運ばなくては。なんとか明日までという日にちに滑り込む。初めて伺うお寺さんでしたが、とても気持ちのいい場所でした。正伝永源庵さんは、元は正伝院と永源庵の二ヶ寺。織田有楽斎が建立した正伝院と細川家(始祖細川頼有以降八代)の菩提寺であった永源庵。廃仏毀釈等による紆余曲折を経て、現在の地に「正伝永源庵」として建ち、武野紹鷗供養塔も2021年10月に約100年ぶりに境内に戻ってきたそうです。