「ナントの勅令」しか思い浮かばない街へ、ラグビーが縁で赴くことに。10月8日アルゼンチン戦は決勝トーナメント進出をかけて大一番! 巨大な機械仕掛けの像に驚いたり、若かりし頃に浅からぬ因縁で繋がっていた方の作品があったりと、ナントの勅令以外にも新たな知識を得た。16世紀にフランスに併合されるまではブルターニュ公国の中心地であったと言う。その面影があちこちに色濃く残る街。そこにアートという新たな息吹が加わり、一言では表せない街の様相。これまで滞在してきた街ともまた違った顔。フランスも面白い。
レ・マシーン・ド・リル Les Machines de l’ileの機械仕掛けの巨大な像や、川俣正氏、この方が浅からぬ因縁の方。因縁についてここでは述べませんが(笑)のエルミタージュ展望台 Belvédère de l’Hermitageの他に、心に残ったのは1843年に建てられたパッサージュ・ポムレ Passage Pommeraye(ショッピングアーケード)。3階構造なのはフランスでもここだけだそうだ。ジュール・ヴェルヌ博物館は14時から18時という開館時間で、スケジュールに合わず外観のみ。残念! ブルターニュ大公城も外観のみ。内部はマルチメディアを駆使したナント歴史博物館となっているそうだ。ナント美術館もカフェの利用のみ。絵画も集中力を要するため、旅の後半になると少々辛くなる。今回はナントいっても、じゃなかった何と言ってもラグビーの試合がメインなので、体力もそれに合わせて温存。しかし、旧市街地はあちこちクルージング。フランスも広場がとても素敵。グラスラン劇場前の広場は特に魅力的でした。
ワインや食事は、宿泊先のお勧め一覧も参考に。自然派ワインを飲ませてくれるお店Le Brocéliandeもとても良かったし、ナント美術館のカフェも丸。水上バスで渡ったカラフルな町トラントゥムー Trentemoultで取ったランチもなかなか。ここではつぶ貝にも出会えた。フォー食べたさに出かけたOncle Phoも気に入りました。ただ、この街も日月定休が多く、ホテルお勧め一覧でも営業しているお店は少ない。その中からホテルからもさほど遠くないお店を月曜夜にチョイス。やぎバースデーだし美味しいものを食べさせてくれますようにと出かける。しかーし、そのレストランだけには物申したい! 席数の割にスタッフが少ないのか、使えない人が多いのか、私たちのテーブルについてくれた女性が、最初ははきはきと良かったのだけれど、段々とはきはきがぱきぱきになって、イライラしているのが傍目にも分かる様に。お勘定のときに、あなたにはお休みが必要なのでは? と話しかけたら、「そう思う」って率直な答えが返って来ましたよ。ちなみにこのお店、定休日がない。その上にかなりの大箱だから、出来るスタッフに皺寄せが来ているのかもね。生牡蠣をオーダーしたのですが、殻の剥き方もちょっと雑でした。
宿泊先のホテルは植物園のすぐ脇。教会を改装した建物。行き帰りは植物園を通ってという贅沢。
ラグビー観戦はやぎのページで。