三日から開催されている有楽苑のお初釜、最終日の本日伺う。昨日までずっと晴れ。明日からもずっと晴れ。なぜ今日だけ雨と少し恨みがましい気持ちになりましたが、いけないいけない新春からそんな心持ちでどうすると自分に喝を入れる。普段単独行が基本の私ですが、本日はお稽古先の方と犬山遊園駅で待ち合わせ。名古屋駅から名鉄。ルートは何度も確認済みなのに、入線してきた快速列車にうっかり乗ってしまう。「犬山」という文字に引っ張られて(涙)このままでも目的地へ行かれなくはないけれど、約束の時間に間に合ない。途中岩倉駅で下車し新鵜沼行きの特急に乗ることができた。元々名古屋で乗ろうと思っていた列車。安堵安堵。有楽苑、そして点心の会場であるホテルインディゴ犬山有楽苑には2022年10月に訪れている。本当は今回も宿泊を考えていたのだけれど、諸般の事情により初釜のみの日帰りプラン。
無事に岐阜方面からの列車に乗ってきたYさんと犬山遊園駅で落ち合い、ホテルへ。人心地ついてから、お初釜の会場へ。荷物を預ける場所があるとばかり思っていましたが、ないという。「皆さん、お席へお持ちになります」とのこと。さすがにこの大荷物は席中には持ち込めない。あらかじめそうと分かっていたらホテルに預ける選択肢もあったのに。さて、どうしようと困っていたら貴重品以外は受付で預かってくださった。ありがたい。そして自分の履物から雪駄に。これは大寄せでは初めての経験。寄付「弘庵」でお席の受付を済ませ、お道具を拝見していたら割合すぐにお声がかかり、本席「旧正伝院書院」へ。玄関を入った右手に棚があり荷物はここに置ける様になっていました。次回のために(あるのか・笑)メモメモ。
美味しいお菓子(花乃舎製)とお薄を、お正月ならではのゆったりした雰囲気の中、味わう。寄り付きに戻ってもう一度お道具を拝見。ホテルでの点心の前にせっかくだから有楽苑さんのお呈茶席へもお寄りする。初釜開催期間中なので嬉しいことに通常弘庵で行われているとお席が「元庵」(古図から復元/堀口捨巳 扁額は即中斎)となっていた。三畳台目のお茶室を拝見しながらお菓子(花びら餅)とお茶を楽しませていただく。お菓子も2個までなら結構余裕でいただけるようになった。そんな自分が誇らしい(笑)
ホテルでお正月料理の点心。お酒も一献。お稽古先の方々と楽しくお喋りしながらいただきました。他所で社中の方々にお会いするのは、どうしてこんなに心強く楽しいものなのでしょう。また一年、精進しよう。
有楽苑のことを改めて調べていてとても素敵なページを見つけました。イラストもいい!リンクを貼らせていただきます。
イラスト名建築ぶらり旅 with 宮沢洋&ヘリテージビジネスラボ⑩
元庵についても興味深いPDFを見つけた。
メモ:掛軸@元庵/「一箭中紅心」 花/椿「すきや(数寄屋)」