半夏生@両足院 (2013.07.03 Wed.)

ハンゲショウで有名な建仁寺塔頭両足院へ。お茶の先生にチケットをいただき足を運ぶ。ややピークを過ぎた辺りか。それに加え朝までの雨のせいか、お人が少なくゆっくりと拝見できた。「臨池亭」でお庭を見ながらお呈茶ものんびりいただく。ハンゲショウに因んだお菓子「半夏生饅頭」もお洒落で美味しい。「臨池亭」の隣りには織田有楽斎好みの如庵の写し「水月亭」。お茶をいただいた後は、書院、本堂を見学。ボランティアガイドの方々のご説明。建仁寺の開山・明庵栄西(みんなんようさい)禅師のこと。両足院の開山・龍山徳見(りゅうざんとっけん)禅師のこと。「林浄因」と「塩瀬」のお話しなど。「塩瀬饅頭」の塩瀬さんが林さんの末裔というのは知っていましたが、塩瀬が移り住んだ愛知県三河の村の名前に由来(林から塩瀬に名字を改称)ということは初めて知りました。山本八重(新島八重)の直筆の歌なども拝見。

ハンゲショウはドクダミ科の多年草。古名はカタシログサ(片白草)、サンパクソウ(三白草)という別名も。日当たりの良い湿潤地が適しているといいますが、湿っていて尚且つ日当たりもいい、というのはちと難しい。乾燥を大いに嫌うけれども、陽も当たらないと白斑がきれいに出ないのだそう。我が家もこの春友人から株分けしてもらいましたが、さてきれいな白斑でるように育つでしょうか。