大人の野外学習 (2013.12.07 Sat.)

Photo by 5s

東京の友人夫婦と四人でMIHO MUSEUMへ。足がないとなかなか行かれない場所。友人がJTBのツアーバスを押さえてくれた。バス発着の京都駅八条口近鉄寄りで落ち合いバスに乗る。10時出発。道もすいすい、信楽を抜け(大きなたぬきに出会う・笑)一時間程でミュージアムへ。ひゃ〜、すごいすごい。山深い中にこれだけのものをよくぞ… 設計者はI.M.ペイ。バスを降りて入場券を買う。美術館本館はそこからトンネルを越えたその先らしい。カートでの送迎もあるが、私たちは歩いてみた。トンネルの手前は枝垂れ桜の並木道。春にはさぞや美しいことだろう。どきどきしながら(笑)トンネルを越えてメイン施設へ。茅葺きの日本家屋をイメージしたのだろうか。一目見てそんなイメージを抱いた。中に入りロビーから遠くに見えるのはベルタワーと礼拝所とのこと。まずは特別展の根来を見る。使い込まれて美しさが出る。はがれ落ちてこそ美しいなんて!(そんな風に年を重ねたいものです・笑)そしてお昼。契約農家のお野菜を使ったランチプレート。メニューにアルコールがないのがちょっと残念(売店では「グランダーマ・スピリチュアルワイン」というものが販売されているのに)。でもお野菜が美味しくて満足。食後にカッフェをいただいて常設へ。数が多く見ごたえがあるけれど、所狭し、という展示ではないのでゆったり拝見できる。

展示品を見終わりミュージアムショップへ。なかなかセンスある品揃え。最近知り合った陶芸家の作品も。そしてなんとこの陶芸家と東京の友人夫婦が知り合いということが判明。世間は狭い。ラオスの紙と手織りの布のポーチ(atelier KUSHUGUL)を買い求める。

帰りはカートに乗り、最初にチケットを買い求めた建物まで。帰りのバスは午後3時発。思った以上にゆっくりできそして楽しめた。一度は足を運んでみたいと思っていたので、声をかけてくれた友人に感謝。展示品のみならずI.M.ペイ設計の建築、はては総工費などにも思いが飛び、芸術鑑賞だけではなく社会科見学、という側面も持ち合わせた日帰り旅行。友人とのお喋りも楽しくて、秋の終わり、とても楽しい一日となった。