神戸三宮で行われたワインイベントに参加し、そのまま有馬温泉へ足を運ぶプランを計画。「有馬」の名はもちろん知ってはいたが、神戸市内でこんなに近いとは思わず。もっとずっと遠いイメージ。40分程で着いてしまうとは、びっくり。
神戸の友人に教えてもらった小さな宿を予約。こちらの宿は少なめの夕食というプランあり。ワインイベント経由なので、そちらをオーダー。夕食の前にまずひと風呂。わぁ、これが「金の湯」(金泉/含鉄ナトリウム塩化物強塩高温泉)なんですね!しゅわしゅわっと濃い!!短時間で温まる。そして長時間の継続。
ご飯の後にもう一度お風呂を楽しんで、さすがにバタンキュー。
翌日寒くて目が覚める!今住んでいるような古い日本家屋の宿。湯たんぽをやはりお借りするべきだった。しかも厚手のカーテン閉め忘れ。というわけでさっそくお風呂にどぼん。暖まったところで朝食をいただき、お散歩としゃれ込んだ。さ、さむい!!何という寒さ。ネル裏の足袋ですが、足が凍傷になりそうですっ!そんな寒さに負けずに温泉寺へ。続いて湯泉神社へ。ひゃ〜、もうダメだっ。カッフェで暖まろう、と飛び込んだお店は、Cafe De Beau。「神戸萩原珈琲」と「有馬ロール」をいただく。ちっちゃなサイズで(これを私たちははんぶんこ・笑)いい塩梅にソルティなテイスト。カッフェもおいしい。ふぅ、生きた心地がする。で、再び外へゴー。
有馬温泉へ来たら「炭酸煎餅」は外せない。三津森本舗さんへ。こちらは店内でお煎餅を焼く様子も見られます。見ていたら焼き立てをくださった。おいしい!もうひとつ、有馬籠もはずせません。有馬籠くつわ本店さんへ。あぁ、籠好きにはキケンなお店(笑)
有馬山 猪名の笹原 風吹けば いでそよ人を 忘れやはする
と百人一首に詠まれている有馬の地。少しがんばって猪名野笹のぶりぶり籠をいただくことにする。お店のおかあさんがいろいろと教えてくださる。お手入れ方法と使用方法もご伝授いただいた。洋服ブラシなどを使ってお手入れすること。竹のおとしは使うとき必ず廻りを濡らすこと。たいへん勉強になりました。こういうお出会いとお買い物はしみじみいいなぁ。
お昼は斜め前の土山人さんで。お店の設えもお使いの食器もセンス良く、お蕎麦もおいしい。六甲ポーターという美味しいクラフトビールにも出会えました。しかし名前に覚えあり。お店を出てから、芦屋にあるこちらのお店に着物メイトと行ったことを思い出す。そっかあのお店だったのね。うれしい偶然。お店では「大阪のおばちゃんたち」(ご自分たちでそう名乗っていらっしゃいました・笑)に着物姿を褒めていただく(喜!)そして賑やかに先にお帰りになりました。「大阪のおばちゃん」はいつも元気ですな(^^)
食後のカッフェは茶房堂加亭さんで。お店のオーナーはポルトガルへ留学経験のあるガラス作家の豊田康次郎さん。カッフェに添えられた小菓子も美味しく、設えもすてきでほっこり。豊田さんの小さなガラスのお皿と母子茶(ほうじ茶/塚本製茶)そしてポルトガルのお塩をお土産に。そして天神さんへお参り。ここにも源泉!
美味しいカッフェが飲める、というのは非常にポイント高し。そしてお店のロゴなど町全体で統一感があっていい感じ。有馬、やるなぁ。優秀な仕掛け人がいるのかしらと思っていたら、どうやら宿泊した宿(ホテル花小宿)のオーナーが牽引しているよう。こんなページを後日見つけた。
帰りは神戸電鉄から阪急に乗り換えて帰洛。なんと@1,330円!有馬、また来ます!!(笑)そうそう、お寄りはしませんでしたがarima gelateria Stagioneというジェラート屋さんもありました。