Castell’Arquato三日目 (2012.09.29 Sat.)

20121001-214427.jpg雨。初めての本降り。今日はピアチェンツァ Piacenzaへ。ここからプルマンも出ているけれど列車を選択。Fiorenzuolaまでタクシーを使い、列車は17分。ピアチェンツァの街は落ち着いた佇まい。観光客もちらほら、三組ばかり。広場にまずは出る。Piazza Cavalli。市が立っていた。自家用にポルチーニを買う。干したてほやほや。

バールで温まる。その間に雨も小止みに。一番の目的、美味しいお昼に向かう。Via VerdiにあるAntica Trattoria del Teatro。いい雰囲気の店内。古さと新しさがちょうどいい塩梅のセンスある設え。これはお料理も期待出来そう。

お昼のメニューは、前菜3、プリモ3、セコンド3種から二皿を選ぶものと一皿のクイックランチ、どちらもカッフェ、ドルチェ、ミネラルウォーター、ワインかビールが付いている。グラスワインも数種から選べて、二皿が30、一皿が20とリーズナブル。それと普通のメニューからアラカルトでチョイスもできる。悩んだ末、二皿チョイスも美味しそうなメニューが並んでいるし、ワインもそれほど飲めそうにないので、二皿の本日のランチに。私は、バッカラマンテカートの前菜とオラータのフィレ、焼き野菜添えを。グラスワインはやはり地元のものを選んでみる(グラスリストもなかなかのもの)。同じ品種でも作り手で差がやはり出る。お料理も、素材も抜群で、とても美味しい。カンティーナも立派で、夜も来てみたくなる。ワインはお代わりありで、この辺りがニッポンのお店とは違うところ。ニッポンはワインが高いからねぇ。こういう風に、いい意味でいい加減にできないよねぇ。インテリア、お料理、サービス、どれもやり過ぎず好みのお店でした。パンもおいしくて危険(笑)しかしこの街は見たところお店が非常に少ない。ガンベロロッソに載っているのもここだけでした。お店を出るころには運良く雨も上がり、街を散策して帰路につく。

Castell’Arquatoに戻りあかりが灯る頃にお散歩。今日からアートエキジビションも始まって、そのオープニングに偶然行き当たる。思い掛けなくアペリティーヴォ。夜はこの町一番(と思われる)リストランテへ。ホテルを含めどこへ行っても私たちだけだったけれど、土曜日の夜はさすがに違う。お店も大繁盛。やはり町一番でした!