ミラノではホテルの前で素敵なおじさまに帽子を褒められた。お気に入りのAkio Hirata。ミラノで買ったの?と聞かれて東京でと答えたら、Ginza!?って。確かに銀座の松屋で買いました(笑)でも素材のフェルトはイタリア製なのでありました。そのおじさまにフロントで行き会う。やぁ、ぼくの友だち、だって。うふ、すてきな人だなぁ。さて、Lago di Ortaへ。昔、NHKの番組で見た。ミラノからパヴィーアの間にどこへ行こうと地図とにらめっこ。そうだ、オルタ湖のサン・ジューリオなら距離もいい!と決定。NOVARAで列車を乗り換え、ORTA-MIASINO駅まで。ホテルは歩ける距離。1837年に建てられたヴィラがホテルになっているのだけれどちょっと微妙(笑)でもロケーションよく静かでのんびりはできそうだ。スタッフも親切。
サービスの飲み物で喉を潤し、移動の疲れが和らいだところで湖畔に。とても静かな湖。今まで訪れた他の湖とは雰囲気が違う。広場のバールでくつろぎながら、湖に浮かぶISOLA DI SAN GIULIOを眺めていると、なんとも穏やかな気持ちになる。人も少なく静かだけれど、裏さびれた雰囲気ではない。あくまでも静寂。この佇まいゆえ、サクロモンテが作られたのか。サクロモンテが作られたからこの佇まいが生まれたのか。ただし、ホテルから湖畔の広場に向かう途中、建築途中で放棄されたホテルが無残な姿を見せているのと、広場の一角、湖畔沿いの古いホテルが廃墟になっているのはいただけませーん。市長、なんとかせんと!(笑)
島へ渡るのは明日にして今日は軽くお散歩。ホテルへ戻ってくつろいで、いざ夕食。このホテルには思いがけなく星付きのリストランテがあって、一度は食べてみようとチェックイン時にテーブルを予約した。ここのところ、正直ミシュランやガンベロロッソで高く評価されたお店で、お料理に対し心から満足したことがあまりない。はたして、ここはどうだ!?
+つづく+