庭に一本のエノキ。今年はヒオドシチョウの産卵を目撃。一枝の先端に産み付けられた卵は無事イモムシになり、脱皮を繰り返しながらばりばりと音が聞こえるほど葉を食べ、気がつくと一匹も見当たらなくなった。エノキをくまなく見てみても蛹の姿は見つからない。調べてみると、樹を降りて蛹になるらしい。以下はじめて目撃した産卵から蛹化の記録。本文の後に写真を掲載。苦手な人はご注意の程(笑)
●4月02日 産卵
●4月21日 1令幼虫
●5月04日 終令幼虫 1令から2令3令と続きどうやら4令が終令となるらしい
●5月07日 それまで聞こえていた葉を食べるバリバリと言う音が聞こえない。姿も見えない。あれほどいた終令幼虫はどこへ行ってしまったんだろう
●5月09日 エノキから降りて来て蛹化する、ということを知り、どこかに姿がないかと探してみると、いましたいました!縁側の下に四匹。三匹はまだイモムシの姿。一匹はすでに蛹に
●5月10日 早朝。もう一匹が蛹になっていた。しかし北側の一匹の姿がない。何ものかに食べられてしまったのだろうか。朝食後にもう一度観察すると、残りの一匹も蛹に。四匹の内、一匹が失われ、合計三匹の蛹。無事蝶になれるだろうか。観察はつづく
あんなにたくさんいた幼虫。庭では四匹しか確認出来なかった。他はどこへ行ったのだろう。鳥たちのエサになってしまったものも、もちろんいると思うけれど、あれだけの数から生き残ったのが四匹だけとは考えにくい。終令幼虫はかなりの距離を歩くらしいので、他の場所で無事蛹になっているのを祈ろう。