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昨日郵便局に出たついでに真如堂へ立ち寄ってみた。だいぶ色づいているもの、まだまだ青もみじのもの、それぞれ。なんと朝顔もまだ咲いていた。今年の秋は特に天候がおかしくて、草木も大いに悩ましかったに違いない。

日本人は四季の移り変わりに敏感で折々に花を愛で木々を楽しむ。なのに、この一瞬をカメラに収めようとすると邪魔なものが映り込む。その最たるものは電柱と電線。あぁ、きれいな空だと見上げても、なんて美しい山々の稜線と目を向けても、必ずと言っていいほど視線を横切る無粋なもの。

臭いものには蓋をして、面倒な問題は棚上げ先送り。風景はその国を映す鏡だ。あやとりの紐がこんがらがったような電線を見るたびに、深いため息がこぼれる。それにしても女性の大統領が誕生して欲しかったなぁ。こちらも大いに憂うのである。

さて、今日は着物関連のセミナーひとつ。せめて心を磨いてこよう！