火の国水の国熊本へ (2016.11.20 Sun.)

伊丹空港から熊本へ飛ぶ。飛行時間が少し長いと思っていたらプロペラ機だった。でも揺れたりせず快適なフライト。予定時刻より5分早く空港着。空港リムジンに乗り換えて市内へ向かう。途中「味噌天神」の幟に目が止まる。味噌天神って!?

ホテルにチェックイン後、街をぶらぶらしつつ友人たちとの待ち合わせ場所「和の國」さんへ。途中、行き交う市電。いろんな種類があって楽しい。レトロなものから新しいものまで。その中で異彩を放つチョコレート色の車体。後から聞くところによると「ななつ星」を設計した水戸岡鋭治氏デザインでした。熊本城は、やはり痛々しい。早く元の姿に戻れます様に!

さて、「和の國」さんに到着。どうやら一番乗り。熊本出身の染色作家、吉田美保子さんのお作品をまずはたっぷりと堪能。熊本と言えば熊本城(別名銀杏城)。熊本城と言えば加藤清正。ということで作品展のタイトルは「清正公の陣羽織」。地元では「せいしょこさん」と呼ばれ愛されている清正公。復興の陣頭指揮を取ってください、と清正公に思いを馳せ、帯とショールを制作した吉田さん。私たちにもできることを、と旅に出た私たち。とにかく、熊本でお金を使うのだっ(笑)銀線細工ジュエリーの松原智仁さんも熊本城やせいしょこさんにちなんだモチーフの帯留めなどを提げて友情出演!

吉田美保子さん、松原智仁さん、お二方から直接作品の解説をお聞きし、お買い物熱もさらに上がる(笑)それぞれがそれぞれにお買い物を楽しんで、夜は和の國ご店主・國さん主催の夕食会。復興の願いが込められライトアップされた天守閣を望みながらのお席。愉快に食べて飲んでお喋り。そして二次会へ。途中お城の近くを歩いて行く。今の熊本をしっかり「見る」ということも旅の目的。

二次会は「ビストロショコラ」さんというお店。旅仲間のBさんがこちらのシェフをよくご存知なのだ。一次会でしっかり食べた私たちに、シェフがご用意くださったのは地元のお野菜をたっぷり使ったサラダと自家製のシャルキュトゥリー盛り合わせ。それに泡、白、赤のワイン。お野菜は別腹と完食!シャルキュトゥリーはさすがに食べきれなかった(涙)美味しいのにざんねん!お店からは吉田さんにすてきなデセールのお心遣い。お福分けをいただく。お喋りにも花が咲き気がつくと夜も更けて。

ホテルに戻って脱いだ着物をちゃんと片付けて、顔を洗って歯を磨いてバタンキュー。旅先で、ときどきは朝目覚めると(着物の)小物が散乱ということあるのですけど… 偉いぞ、自分(笑)