GW明けの今日、神奈川県伊勢原市の大山へ。今年に入って伊勢原へ行く用事があり、大山を知った。遠くから見ていても神々しさが伝わってくる。これは一度行かなくては!素材撮りにも格好の場所に違いない。その上天然温泉だし。
小田原から小田急線に乗り換えて伊勢原駅下車。北口からバスに乗って終点「大山ケーブル」下車。その近くに宿泊する「正本坊旅館あさだ」がある。どの旅館の玄関にも「先導師○○」と書かれていた。この「先導師」明治以前は「御師」と呼ばれていた人々。明治以降に「先導師」と改称されたとか。このあたりの事情は大山の近くに位置する産業能率大学のサイトで。
荷物を宿に預けてケーブルカーに乗る。かっこいいケーブルカーだ。後から伺った話によると昨年新型車両になったとか。昭和40年に開業されたときは川を使って車両を運んだそうだ。そして昨年はヘリコプターが運んだとか!
「腹が減っては参拝もできぬ」(笑)小腹が空いてしまったので茶屋で一休み。おでんと草団子、そしてビール。最初に出してくださった「名水」の美味しいこと。そしてなぜだかビールも大層うまいっ。満足して阿夫利神社を参拝。今回は軽装なので、頂上は目指さす、その代わりに見晴台まで歩く。懐かしい関東の山の風情を楽しみながら楽しい山歩き。それほど険しくはないけれど、道は細く片側は沢。油断大敵である。途中いい風情の滝もある。見晴台からの眺めもいい。黄砂がちょいと残念。しばし休憩して最終ひとつ前のケーブルカーに間に合うように戻る。ケーブルカーで途中駅の大山寺駅下車。大山寺を参拝して徒歩で下山。
宿にチェックインして夕食までの時間を利用して露天風呂。思ったよりお湯もよくて長々と浸かる(笑)そして名物の豆腐料理の夕ご飯。お豆腐大好き人間にはたまりません!敷地内で採れた筍も美味しくて大満足。そしてまたしてもビールがたいへん美味しい。いつもビールのお代わりなどしないのについついお代わりをしてしまったほど。確かに大山は名水だけれど茶屋でもこちらでも飲んだのは普通の大手メーカーのビール。それなのにこの美味しさはなぜ!? おどろきといえばもうひとつ、こちらのご当代は27代目だそうだ。仲居さんからうかがってびっくり。確かに今お食事をいただいているお部屋の天井も細かい網代に桜の木を使った意匠で、歴史を感じさせるものねぇ。
食後に再びお風呂に入り、バタンキュー。