カレーそして廃墟 (2017.06.02 Fri.)

いつもより早くお茶のお稽古を切り上げたので、遠くなってしまって伺えなかったコーヒー屋さんへ。お目当はランチの特別メニュー「チキンカレー」。丁寧に作られていてまことに美味。ご飯もさらりとカレーによく合って。久しぶりに店内に入った途端ご店主と目があった。開口一番「カレーが変わってしまったのですが、よろしいですか」と。覚えていてくださったのだ。うれしい。ご無沙汰をしている間にチキンカレーから「豚ミンチと豆のカレー」(キーマ)に変更になっていた。キーマカレーも好きなので、よろこんでテーブルに。+50円でネルドリップのとても美味しいコーヒーもいつも通りに食後に。

予想通り今度のカレーも丁寧に作られていて美味しかった。でも以前の「チキンカレー」があまりにツボだったので一抹の寂しさは否めない。やぎにも一度食べさせたいと思いつつ幻になってしまった… でもまたお寄りしましょう!

ダブルヘッダーはよっぽどのことがない限りしないようにと考えているけれど、今日は午後から書のお稽古。引き続き、女学校の手紙の書き方教本をお手本に。崩し方が江戸時代の消息にかなり通じていて消息を読む一助にもなるし、本来の目的、手紙を書くときにも大いに役に立つ。何より日本語がきれいなので、こちらの心も澄んでいく。一挙“三”得。

バスを自宅最寄りのバス停で降り、はたと思いつき、近くの廃墟(光華寮)を見に行く。最近こちらの廃墟を旅行者らしい団体も訪れていることがある。どうやら有名なスポット化しているようだ。一昨日昨日と夜半にものすごい雷雨。そのせいか今日は秋のような空と風、そして気温。

ズッキーニと豚バラのエスニック炒め、トマトのサラダ、満願寺とうがらしのグリリア、などで夕ご飯。エスニックにはビール。そのあとボーペイサージュ・岡本さんの赤ワインを少し。トマトのサラダにはバローロのお酢、満願寺には山椒をかける。赤ワインの中にあるニュアンス。これだけでぐっとマリアージュが良くなるのである。