真夏の暑さがぶり返しているこの頃。やり残したことをやるには絶好の機会!とばかりにまだ一度も食べていない西瓜を買う。買ったままになっていた花火を取り出す。よく冷えたスイカにお塩をふって食べると、ふぅ暑さでダメージを受けていた身体がよみがえる。スイカ+塩、なんてすばらしい夏の食べ物。花火は筒井時正玩具花火製造所さんの「西の線香花火 スボ手牡丹」。暗くなるのを待ってベランダで楽しむ。火薬の匂いが郷愁を誘いますなぁ。線香花火と言えば紙に包まれているものとばかり思っていましたが、原型はワラの先に火薬をつけたこのタイプらしい。それが米作りが少なく紙漉きが盛んだった関東に伝わるときにワラの代用品として紙で火薬を包んだとか。そしてその後スタンダードな線香花火として全国に広がっていったそうだ。
ちなみに、ワラを使った線香花火は最初香炉に立てて楽しんでいたとか。それゆえか「西の線香花火 スボ手牡丹」はロウソクで火をつけるときも燃焼時も「火先を(斜め)上向きに」だそうだ。線香花火は火先を下向けで楽しむものとばかり思っていたけれど、これは紙になってからのお話だったのね。そっか“線香”花火って言うんだものね!上向きかっ!!と目からボロボロ鱗が落ちる。
それなのに下を向けるとものと思い込んでいた私は、取説が入っていたのに、火先を下で楽しんでしまった。残りの花火はちゃんと説明通りの角度でやってみよう。