我が家の庭の楠に、今夏アオスジアゲハのイモムシくんが三回。最初は一匹、次は二匹、最後は9月に入って三匹。計ったようだ(笑)初回と二回目、いずれも蛹になる前に忽然と消えてしまった。自然の摂理に介入してよいものかどうか大いに悩んだ末、今回はプランターごと縁側に取り込むことにした(9月6日)。
毎日観察しているといろいろ発見がある。図鑑には楠の葉表に糸で座を作る、とあった。しかし実際にイモちゃん(大)が座を作ったのは葉の裏。しかもこのイモちゃん。蛹になる前に「グランドジャーニー」と洒落込んだのだ(初回と二回も「旅」をしてどこかでちゃんと蛹になって羽化している可能性が見えた。少し心が軽くなった)。楠を降りて長い間あちこちうろうろ(9月20日)。この時点で濃い緑色だった体は透明度を増し黄緑色に。体も小さくなっていた。かなり離れたお風呂場の扉までいっているところをやぎに保護され、楠に戻された。それから2日後(9月22日)に楠の葉裏で座を作り蛹になっていたのが確認された。そして本日の三匹の様子および9月9日撮影のイモちゃん(小)。
イモちゃん(大)を保護するときに、よく言われるようにツノと匂いを出したそうだ。そしてその匂いがまさに「樟脳」。いい匂いだったとやぎ(笑)
さてさて、羽化する瞬間を見られるだろうか。