昨年はフランスを旅した。ユーロのサッカーを見るのが目的で。そのためイタリアが一回お休み。「イタリアが足りない!」と今年はイタリアへ戻ってきた恒例の遅い夏休み。関空からフランクフルト経由でローマへ入り、空港の近くで一泊。翌日列車を乗り継いで目的の中世の町Seremonetaへ向かう。最寄り駅のLatinaで下車。駅からタイミングの合うバスがなかったためタクシーを使う。15分ほどで到着。チェックイン時間よりだいぶ早いが荷物だけ置かせてもらおうと宿へ。呼び鈴を押しても応答なし。電話をしてみる。すると親切そうな若いオーナーがすぐに来てくれた。ありがたい!荷物を置くどころか部屋に通してもらいチェックインも済ませることができた。さらにありがたい!!古い建物をリノベしたB&B。センスがよくいい感じ。早速必要な荷物だけ持ち、町に出る。宿の若きオーナーにお昼を食べるお勧めの場所を聞くのも忘れない。一番大事なこと(笑)
町は時が止まったかのような佇まい。車がなければ、いつどこにいるのかわからなくなる。まずCattedoale Santa Maria Assuntaへ。ローマ時代の彫刻が柱の足元に。歴史を感じさせる。Castello Caetaniへも足を向ける。中には入るのはまたにして外から様子だけ。お昼の時間にはまだ間があるので広場のバールでアペリティーヴォ。よく冷えたプロセッコを流し込む。おつまみの塩味が効いたピーナッツとオリーブにイタリアを感じる。これだけで幸せ!(笑)
ようやく待ち遠しいお昼の時間。開店時間を待って早々に教えてもらった「Trattoria da Marcello」へ。ポルチーニの季節が始まっていて、パスタやセコンドの付け合わせで大いに楽しむ。北の方のものに比べ香りが弱い気がするけれど季節のものはやはり嬉しい。セコンドはウサギちゃんに。お勧めの赤ワインがトスカーナのキャンティだったのは少々物足りなかったけれど、ラツィオと言えば白だから仕方がないのか。旅の間に美味しい地元の赤にも出会いたい!
少々飛ばしすぎたかお腹がいっぱいで眠くなり、宿に戻りそのまま夢の国へ。