ミャンマー5日目の朝。マジーカン村を後にする日。ここでの食事も朝ごはんが最後。今朝はなんとパンが出た。ミャンマーのバターを初めて味合う。パンにバターを塗って目玉焼きをトッピング。デザートはミャンマー風白玉団子。最後まで美味しい。食べ終えて、お世話になった方々を写真に収める。全員で記念撮影も。短い滞在だったのに別れがさみしく涙が出る。皆にお別れの挨拶。特に何度もお会いした女性たちとは抱き合って。ほっぺにキスまでしてもらった。さらに涙が出る。朝必ず髪に挿すタナカーの花を手渡してくれた。最後の朝も。自分で挿そうとしたらすかさず一人の女性が「こうやるのよ」といった感じで私の髪にさしてくれた。こういう何気無いやり取りの中にこの村の方々の温かさが滲み出る。名残惜しく何度も振り返りながらバスに乗る。いつかまたお会いできるだろうか。その時はこの村も随分と変わってしまっているのだろうか。いつまでも変わらないで欲しいと、旅人の勝手さで、思う。