毎秋、やぎ叔父が「栗きんとん」を送ってくれる。最初にこのお菓子を口にしたときの驚きを今でも思い出す。その名にも驚いた。「きんとん」と言えば、お節のあの料理とばかり思っていたから。基本的に甘いものにはそれほどのパッションがない。表千家流のお茶を習っているので、あぁこれは美味しい、というのはわかるけれど… そんな私にとっても叔父が送ってくれる「栗きんとん」は特別。とても楽しみな季節の味。その特別な味が今年も届いた。まずはコーヒーと合わせてみる。これはこれで美味しい。でもやはりお薄と合わせたい。お稽古の帰りに一保堂さんへお寄りして猶有斎御好の「三笑の白」を買い求め帰宅。食後に「栗きんとん」でお薄一服。豊かな時間となりました。
いろんなお店から「栗きんとん」は出ていますが、私は叔父が送ってくれる中津川の「すや」さんが一番好き!そしていつも一緒に日持ちのするお菓子も入っている。今年は「くだものまんだら」というパッケージもすてきな一口羊羹でした。