我が家の小さな庭にもスミレ、ユキヤナギ、ハナモモなどが咲き乱れ春爛漫。いつもなら順に咲いて行く花が一気呵成に咲き誇っている。咲き始めこそ早かったツバキもシーズンが長い。ハナモモの借景にはご近所のサクラ。昨夏の台風の影響で折れた枝もあったからか、随分と枝が払われてしまったけれど、まだまだ目を楽しませてくれる（以前の姿）。もうひとつご近所の見事なサクラ。こちらはもっと大胆に枝が切られてしまった。うつろわないものはものはない、とわかっていても寂しいものです。でも健気に花をつけている姿に勇気をもらう。

そうそう、出先で乗ったタクシーの運転手さん。ご本人曰く「桜馬鹿」。あちこちにサクラを求めて出向くそうです。ただしソメイヨシノの桜並木や山桜の群生などにはご興味がないそう。この方の求めるサクラは「一本桜」。今まで出向いた中で一番のお気に入りは福島県。福島にはいいサクラがいっぱいあるそうです。そしてサクラの一番を見つけられたと。それは“エドヒガンの枝垂れ”だそうです。「人に桜あり」！

次のお休みも、きっとドライバーさんはカメラ片手に一本桜を求めて旅に出るのでしょう。