アルベンガ1日目(2019.06.24 Mon.)

バスでAlbenga着。懐かしい。15年前2004年10月に訪れた町。再び訪れることになるとは!前回は海辺のホテルに逗留。季節外れのせいか閑散としていて心配になったことを覚えている。今回は旧市街地ど真ん中。チェックインタイムには随分と早いけれど前もって「荷物だけ置かせてもらえれば」とメールでお願いしておいた。インターフォンを鳴らし、施錠を解除してもらった扉は、ひゃ〜でっかい!一歩中に入ってまたまた驚く。すでにお部屋の用意もできていて、ありがたいことにチェックイン。通されたお部屋はなんと塔の中!シニョーラのご主人様が弁護士で、現役の頃オフィスに使っていた部屋に手を入れてB&Bとしているそうだ。サロンを挟んで反対側が住居部分。前に一度シチリアで元貴族の方のお屋敷に泊まったことがあるけれど(そこも数部屋をB&Bにしていた)同様に(いやそれ以上か)素晴らしい。歴史あるお部屋に、快適なバスルーム。このシニョーラは只者では、ない(に違いない!)。

荷解きをして、さっそく懐かしい町に出る。海沿いまで歩き前に泊まったホテルを確認。ホテルの方に教えてもらった近くの美味しいリストランテは残念ながら見当たらない。アルベンガの海岸は庶民的な雰囲気。10月のさみしさは、今はない。チェルヴォ同様、すでに賑わっている。バールで喉を潤す。15年前と今が交差する。

旧市街に戻りランチ場所を物色。シニョーラに教えていただいたお店は本日ことごとくお休みもしくは夜の営業のみ。初日から難民かと思われたとき、B&Bがある広場の一角によさげなお店を見つける。うんうん、なかなかいい感じ。ワインも充実。白のヴェルメンティーノともう一種、お店のお兄さんがシャケットラのロゼ、と言う。ん!?シャケットラはチンクエテッレの有名なパッシートワインのはず。なぜロゼ??と目が点になっているとシャケットラとシャケットラは全然違う、とお兄さん。やはり同じにしか聞こえない。するとお兄さんが紙に書いてくれた。チンクエテッレのはSciacchetrà、うちの地方のロゼはSciac-trà、だそうだ。知らなかった。しかし魚介のフリットをオーダーしたので白ワインにしてしまった。後から「このロゼ、すごく美味しいのに」とか言わないで〜。さっきフリットなら白だね、って言ったくせに(涙)非常に残念ですが、ひとつ新しい知識を得たので良しとする。白ワインも美味しかったし。

夜はシニョーラに教えていただいた内の一軒へ。泡の種類も豊富。軽くつまみを頼んでワインを飲む、という以前にはあまり見かけなかったタイプ。私たちにはありがたい。生野菜の盛り合わせ、ハム類の盛り合わせ、ペペロンチーノ(パスタ)、シャンパーニュ方式の泡、ラツィオのロゼ、ランゲの白、そしてバローロとバルバレスコ半々のグラッパ。グラスであれこれ各地のワインを楽しめるお店も、前より増えたように思う。

今夜はなでしこの決勝トーナメント初戦。相手はオランダ。イタリアは自国の試合以外はすべてペイテレビ。そのため、テレビ観戦できず。隣の国にいるのになんたること!スタジアムは懐かしのレンヌ。スコットランドに勝ったゲンのいい場所。必ずややってくれると思っていましたが、結果は残念なことに。相手チームの勝ち越し点がPKだなんて!!!