令和二年庚子元旦(2020.01.01 Wed.)


生まれてからぐるっと一回り。穏やかな元旦。今年一年無事に過ごせますように!若い頃とは違って願いも「健康で」がまず最初に来る様になりました。その上で、この世界の、この宇宙の、その真理をひとつでもわかりたい。その為に長生きしたいと思うのです。「学ぶ」ということは「真理」に近づく事ができる鍵。見ようとしなければ何も見えない。見ようとする心を持ち続けて、これからもわくわくした毎日を過ごして行きたいと思います。

さて、昨日はもう去年。毎年不思議な気持ちがする大晦から元旦。いつもと同じ今日と明日、昨日と今日なのに、今年と来年、去年と今年になる不思議。31日は2019年最後の映画として『ふたりの女王 メアリーとエリザベス』を選択。面白く観る。その後に紅白もちょこっと。竹内まりやとユーミンを見られたのがよかった。テレビのスイッチを切った後は、除夜の鐘の音を聞きながら湯船に浸かる。遠くから柔らかい鐘の音。その音を追いかける様に近くからの力強い鐘の音。合間には余韻と静寂。その繰り返しを聞きながら湯船に身を鎮めていると、確かに煩悩のひとつふたつは消えていく様な心持ちがする。

開けて元旦。刻一刻と変わる空模様を眺めながら初日の出を拝む。ここ数年恒例になっていたやぎ実家にお節を送り両親と祝膳、という景色は、残念ながら今年は叶わない。旅立った人たちや会えない家族の顔を想い、一緒に過ごした時間を懐かしく思いながら、静かに元日を迎えている。