一週間前、よく利用するバス停の近くのプラタナスがばっさり切られていた。びっくりして見ていると同じ様にその木を見る人あり。思わず声を掛ける。その方曰く、昨日まではいつもの様にそこにプラタナスがそびえていたそうです。切り口を見てもまさに切り立て。落ち葉の苦情でもあったのでしょうか、と私。そんな話は聞いたことがことがない、とその方。件のプラタナスの前のお店の方で、小鳥たちもよくやって来るのでそれをいつも楽しみに見ていたとおっしゃる。二人で首を傾げながらしばらく無残に切られたプラタナスを見ていた。ほどなくしてバスに乗る。外を見ていたら、他のプラタナスも枝が大胆にはらわれていた。これも切られてしまうのか!?そして今日、まさにチェーンソーでどんどん切られているプラタナスを目撃。その周辺のプラタナスはすでに、最初に目撃したものと同様、ばっさり切られていた。夏には日陰を作り、小鳥の縁にもなっていた木々を、なぜ切るのだろうか。切るならプラタナスではなくて電柱だろう!と思わず毒づいてしまう。無電柱化がさっぱり進まない日本に苛立ちを覚えるワタクシです。
無残にもばっさりと切られたプラタナスが並ぶ今出川通り。異様な光景である。
2020年1月18日(土)追記:ランチに外へ出て判明した。「プラタナスが古くなったから切って、代わりにイチョウを植える。」という説明があったそうだ。「古くなったから」って切れた電球じゃあるまいし!釈然としない。
2020年1月24日(金):プラタナスの伐採について京都市のHP「市長への手紙」で問い合わせたところ、下記のように回答があった。「プラタナスグンバイムシ」というのは初耳で、この辺りでは見たことがないし被害が出ている、といった話も聞こえてこなかった。伐採された樹々も健全に見えたけれど、予防措置ということもあるのだろうか。依然として釈然としない。まずは「プラタナスグンバイムシ」の被害等についてもう少し自分なりに調べてみたい。
“(前略)1月上旬〜2月下旬まで,今出川通(白川通〜鞠小路通間)において,プラタナスの樹種転換工事を実施しております。プラタナスについては,昭和の初期から街路樹として植栽されておりますが,近年では老朽化が進み,根系腐食による倒木の可能性や特有の害虫(プラタナスグンバイムシ)が市内全域に発生し,被害も深刻化しております。そこで,平成26年度から市内全域のプラタナスを紅葉の美しい街路樹に転換する「紅葉景観創造事業」を進めており,今年度実施路線のうち一路線が今出川通になります。なお,鞠小路より西側については,既に樹種転換されております。また,伐採後はイチョウを植えるため,今出川通はイチョウ並木となる予定です。工事については,効率良く実施するために,根株を撤去しやすい高さで,上部を伐採の後,根株の撤去を引き続いて行います。(後略)”
【以上“”内、市長への手紙の回答より抜粋】