脚本を執筆したバーンズ氏へのインタビュー記事を読んだのがきっかけで、昨晩「コンテイジョン Contagion」(2011年)を見た。バーンズ氏とソダーバーグ監督は「きちんと科学に基づいてパンデミックを描きたい」との思いから約2~3年を費やして、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)や科学者に対する取材に取り組んだそうだ。その甲斐あってとてもよく出来ていた。トランプ大統領がCDCの予算を大幅に削減し、国家安全保障会議の感染症対策チームを解散していたこともインタビューで知った。台湾、ニュージーランド、ドイツなど、政府の対策が上手くいっているように見える国はトップが皆女性。アメリカもヒラリークリントンが大統領になっていたら…
ともかく、ことが起きてからでは遅い、ということははっきりしている。ドイツは平時からインフルエンザなどの感染症に備えていたそうなので、こういう背景があるから検査をどんどん行っても医療崩壊に繋がっていないのでしょう。我が国も収束した暁には科学的な裏付けに基づき検証し、盤石なシステム作りを目指して欲しい。そしてアプリのようにバグがあったら潰し、必要であれば作り替え、さらに強固なものにして行く。すべての災禍に通じる姿勢。マスク二枚と言ってないで(涙)そう言うことに使われるのであれば、喜んで税金を支払いますよ。
嘆くことや訝しく思うことも多々ありますが、今はとにかく一日も早い収束を目標に染症対策の基本と言われていることを、一人一人がやるしかない!
庭を隅から隅まで丹念に見るだけでも気が晴れる。窓からの眺めも同様に。今年はいつもより小鳥の囀りが多いように思う。耳を澄まし目を凝らすと普段見逃していた楽しいもの、きれいなものも見えてくる。写真は咲き始めた シロバナヤマブキ。