建築力(2020.07.01 Wed.)

Photo by iPhone 11 Pro

クモ観察日記(家人よりクモは昆虫ではないと教えられ訂正)。今日は「オニグモ」のお話し。苦手な人は読まないでください(笑)勝手口の木戸から庭へ進む通り道に大きなオニグモの巣。思いもよらない場所から場所へ糸が張られている。昨日、うっかり壊してしまった。ここはダメだよ、と庇の裏側で睡眠中の本人に語りかけたけれど、夕方にはまた立派な巣が同じ場所に出来上がっていた。今朝、今度こそ慎重にと通ったつもりがやはり一部損壊。それにしてもどうやってこんなに立派な巣を張るのだろう。前にテレビで見たことがあったけれどうろ覚え。ちゃんと学ぼうと検索。

まず空中に糸を流すことから始まるそうだ。次は風任せ。流れた糸が風に乗って木の枝やブロック塀などに付着すると、それを伝って最初の糸を引く(どうやってこんな離れたところに、と思ってました。疑問解決)次にその糸の中程から糸を引きながら下降して基本のY字を作る。それを元に枠糸が引かれ、枠糸中心部を往復して縦糸を増やす。縦糸を引き終わると、中心から粘着力のない足場糸を外側に向かって引いて行く。それが終わると外側から中心に向かって粘着力のある糸を、足場糸を切りながら、引いて行く。最後に一度中心の糸を食べて、網のバランスを調整(驚き!)中心部の糸を貼り直して完成、だそうだ。(以上“日本自然保護協会HP参照”)

そしてこの巣は朝になると食べてしまい、日が落ちてからまた張り直すらしい。しかしウチの子(雌らしく「ねずこ」と命名)の巣、朝になってもそのままで、また私が一部壊してしまった次第。なぜ? ただのレイジー!? 個体差や性差、地域差などによって異なる可能性があるとの記述も。もう一匹オニグモと思われるものが、家の外に巣を張っているけれど、こっち(小さくて雄だと思われるので「たんじろう」と命名)は昼間もずっと真ん中に鎮座ましましていらっしゃる。そしてたんじろの巣はねずこよりずっと細かい。ふむ。観察は続く。