小豆島で、海沿いにあるお宿の近くを散歩していて「壷井繁治詩碑」に偶然行きあたった。説明には“(前略)島のホロロ石をモチーフにした詩碑は、繁治没後10年目の昭和59年に建立された。”とあった。「ホロロ石」とはなんだろう。すぐに調べて見たが、ヒットするのはこの詩碑。夕食時に宿の方に尋ねてみたがわからなかった。戻って改めて調べて見ると…
唐臼の一部分であった。徳島県立図書館のサイト、郷土研究発表会紀要第39号というページの『「からうす」の構造からみる三好町の文化圏』に“横棹の中心よりやゝ後寄りに棹をささえる石製の「ほろろ」があって”という記述があり判明した。全文はこちらで。美濃加茂市民ミュージアムにはわかりやすいイラストが掲載されていた。ひとつ賢くなりまし(笑)
詩碑には、“石は億萬年を黙って暮らしつづけた その間に空は晴れたり曇ったりした”という詩が刻まれている。