ここしばらく本来の皐月のお天気が続く。今日も散策日和。先日伺った展示会「林 智子 虹の再織」関連イベント「深泥池散策」へ参加。先導してくださるのは竹門康弘先生(生態学研究者、京都大学防災研究所准教授)。余裕を見て集合場所へ。「深泥池を美しする会」の方々が繁茂しすぎたジュンサイの刈り取り作業をされていた。集合時間までお仲間に入れていただいて一足先にフィールドワーク開始(笑)初めてジュンサイの全容を見る。この作業は「深泥池水性生物研究会」が文化庁の許可のもと行っているもので、「深泥池を美しする会」がそれに協力されているそうだ。
深泥池散策も非常に面白かった。深泥池について基礎的なブリーフィング(「京のみどり 2019年夏 91号」参照)の後、実際に池を周回。先生からのご説明だけでなく、参加者からの質問にも逐次答えてくださる。自分とは違う視点の質問も興味深く、あっという間に予定の2時間が終了。良かれと思っていたことが、違う角度から見るとそうではなかったり。深泥池の成り立ちをさらに深く知り、地球の営みに対し改めて畏怖の念を抱いた。
さて本日お目文字の主な植物、生物など
・植物:ジュンサイ、タヌキモ、ナガバオモダカ(外来種)、ヒメコウホネ、ドクゼリ
・昆虫:ハラビロトンボ、クロイトトンボ、ショウジョウトンボ
・生物:東南アジアウズムシ(プラナリア/外来種)、ブルーギル(外来種)
・その他:鉄バクテリア、オオマリコケムシ(外来種)
浮島(植物の遺体が分解されずに堆積したもの)の冬に冠水しないやや高い部分に生育しているのは、赤松、ネジキ、リョウブ、イヌツゲなど。浮島には鹿も泳いで渡り、ねぐらにしているそうだ。ねぐらは裸地になっているのでそれと解る。
その他のKW
・土壌水&貧栄養、チャート、山城盆地