梅干しスタート(2021.06.18 Fri.)


今年も昇珠園さんから十郎梅を届けていただき、梅干し作りが無事スタートしました。今年は粒も大振り。我が家の庭やご近所の梅の木でも豊作だったので全国的によい出来だったのでしょうか。我が家のものは残念ながらほとんど途中で落果してしまいましたけど。さて、常のようにまず梅を軽量。お塩も測って、6:4に分けておく。次に梅を優しく洗い、ざっと水気を切り、容器に熟度の高い順に積み上げて行く。40%分量の塩を、梅を一段並べる度に上からかける。それを繰り返し全て積み上げたら、60%の塩を上から振り入れて、蓋をする。このまま塩が溶けるまで風通しよく涼しい場所に保管。昇珠園さんレシピは面倒なことが一切なく、それでいて本当に美味しい梅干しが出来上がるのであります。

さて、毎年の梅干し作りのように手順がきっちり整っていて変更する余地がないものもあれば、改革が必要なものもある。感染症が蔓延してのち首相などが「専門家のご意見をお聞きして」と枕詞を連発することに違和感があった。免罪符のように使われていると感じていた。有り体に言えば責任逃れ。オリンピック開催も「安心安全に」と連呼するけれど、「どうやって」という具体的なことが聞こえてこない。ゴールありきで、そこへ至る道筋を描いているようにしか思えない。これは問題だよね、これはこうするべきでは、と思っていたことを西浦先生がきちんと書いてくださった。私たちには見えない部分も説明してくださり「何が問題」なのかより鮮明に。子供の頃から不思議に思っていたこと。日本では意見の違いが対立になってしまうこと。私はAちゃんのことが好きだけど、その意見には賛成できないよ。と言おうものなら、もう友達じゃない、となりかねない。思ったことを言わない、ということがベターなことも必要なこともある。時と場所を間違えず理性的に物申す、というトレーニングがもっと私たちには必要だし、違う意見に冷静に耳を傾けられる心も養わなくては。自戒を込めて。