昨夜夕食のテーブルでやぎが「マリア・カラスってすごいね」と言う。なんでも前日の夜に就寝前のミュージックタイムに聴いて、度肝を抜かれたらしい。その会話から映画『私は、マリア・カラス』に行きつく。さっそくApple TVでレンタル視聴。マリア・カラスについておおよそのことは知っているつもりだったけれど、それはマスコミなどによって作られた「マリア・カラス」だった。全編が本人の歌と言葉で綴られるこの映画を見て、聡明でウィットに富み、類稀な才能を持っていたけれど、強さと弱さを持った“普通の”愛すべき魅力的な人、だと思った。ファッションセンスも抜群。
オペラも久しぶりに見たいものです。ミラノは数回訪れているのに、スカラ座ではまだ一度も見たことがない。旅に出られるのはいつだろうか。その時に備え、イタリア語も忘れない様に。せっせとラジオだけでも聴こう。