美術館三昧(2021.12.05 Sun.)

やぎと連れ立って岡崎へ。細見美術館のち京都国立近代美術館。「虫めづる日本の美-養老孟司×細見コレクション-」視点もユニークで面白く堪能。初めてお茶室も拝見。近代美術館の「上野リチ:ウィーンからきたデザイン・ファンタジー」。テキスタイル好きなのに雑誌で展覧会の特集を読むまで、迂闊にもまったく存じ上げませんでした。ウィーンは一度訪れたことがある。一度だけ、それも数日の滞在だったけれど、よく覚えている。当時の日記には「ウィーンは落ち着いた印象で、人も町もどこか素朴さを残していて歩きやすい」と綴られていた。それにしても、なんてすてきなの!どれもこれも素敵でくらくらする。そのまま着物にしてもいいのではという図柄も多いと思ったらそれも道理、着物の染め型紙が大きな影響を与えていたらしい。会場の説明パネルに、以下のような説明があった。

“1900年前後のウィーンで、新しい芸術の在り方を模索する人々の注目を集めていたのが、日本の美術・工芸品でした。ウィーン工芸学校で教え、ウィーン工房を立ち上げたヨーゼフ・ホフマンとコロマン・モーザーも、自らの教育・制作活動に日本の芸術作品を熱心に参照しました。その中でもよく知られているのが、オーストリア応用芸術博物館に約8000点収蔵されている日本の染型紙でしょう。”(“”展覧会サイトより抜粋)

七宝のデザイン&小箱にもうっとり。だめだだめだ、素敵すぎる!!