勉強会(残念ながら現在休会中)でご一緒の方からお誘いをいただいて、サイフォンコーヒーと和菓子を楽しむ旧暦でのひな祭り茶会へ伺った。コーヒーを淹れてくださるのは矢橋伊織さん。矢橋さんは「ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ2017 優勝(日本チャンピオン)」「ワールド サイフォニスト チャンピオンシップ2017 準優勝(世界第2位)」だそうです。失礼と無知を承知で申し上げると、私の中でサイフォンはオールドファッション的なイメージ。子供の頃新し物好きの父がサイフォンの器具を一式買って、家でよく淹れていました。昔々のそのままのイメージなのです。だから世界大会があるというのにも驚いた。しかも今の器具はアルコールランプじゃない!(笑)この日のマシンもハロゲンランプを搭載したものでした。しかも現在は「バキュームコーヒー」と言うのが主流とか。というのも、サイフォンと呼ばれていたけれど「siphon」の原理は使われていないから、とのこと。でもバキュームよりサイフォンの方が美味しそうですよ(笑)
2種類のコーヒーにそれぞれ違った和菓子を合わせてひとつの世界を表現する。今日は「桃源郷」だそうだ。お菓子のご製は「とま屋」さん。コーヒー豆の「ゲイシャ」も初めて口にしました。収量がとても少ないので高価な豆、という知識は持っていたけれどいただくのは初めて。命延びました(笑)一杯目と二杯目、個性が違うコーヒー。でもどちらにも共通しているのは雑味の無さ。豆の素性がよくて、バリスタに力量があると、豊かな味わいで美味しくなるのは必定か。コーヒーだけを口に含む。和菓子を食べてコーヒーを飲む。矢橋さんのお話を伺いながら色々試してその豊かな世界を味合う。サイフォンは決してオールドファッションではありました(笑)ご企画のKさん、愉しい会をありがとうございました。