ついこの間まで枯れ木のような体だった樹々。順々に芽吹きだしあっという間に「オトナ」の様相に。ぶわっと芽吹いて急速に育つ仕組みはどうなっているのだろう!?日々様子が変わる庭を眺めながら、頭の中にはたくさんのクエスチョンマークが。そして植物にあらためて畏怖の念を抱く。ちょっとそこまで用事があって夕方外に出る。宗忠神社の境内をつっきるのが好きなルートだ。藤棚のフジがすでに咲いていた。ということは真如堂でも!用事が終わってから足を向ける。やはりこちらも見事な様子。紫と白の花がひとつの藤棚に咲き誇り、なんとも言えぬ風情。青葉も繁り、こちらまで染まりそうな勢いである。深呼吸をして息吹を吸い込み英気を養う。この時期は静かな境内。独り占めでした。