量り売りのお店にときどき買い物に出かけるようになった。もう少し近かったらもっと頻繁に伺えるのに。こちらでのお買い物だとゴミが出ないし、コーヒーかすを引き取っていただけるのも有難い。そして毎回そのコーヒーかすを使って育てられたヒラタケを買い求めるのだ。これがまた美味。今日はその他に「シドケ」という山形産の山菜を購入してみた。初めての山菜。図鑑(山渓名前図鑑「野草の名前」)に載る名前は「モミジガサ(紅葉笠)」キク科コウモリソウ属の多年草で、北海道、本州、四国、九州に分布。山地の林の中や森のへりに自生するそうだ。4月から5月ごろの若い芽を山菜として食す。過日はご近所さんから岐阜の「コシアブラ」(ウコギ科コシアブラ属の落葉高木)をいただき、片栗粉をはたいてからっと揚げてとても美味しくいただいたばかり。さてこの「シドケ」はどうしよう。思案の後、初めてなので失敗のないように、湯掻いていただくことにした。ちょうど漬けにしておいた「ツバス」があったので、それにトッピングしてみようと思いつく。これが大当たり!どんどん(笑)肝心のシドケは、フキやウドなどの風味を合わせ持ちぬるっとした食感は少しツルムラサキにも似ている。非常に美味。この歳になっても“初めて”に出会える。なんと嬉しいことだろう。
苦味と香りがある山菜を食し、菖蒲湯に浸かる。邪気祓い、完璧です(笑)