再発見(2023.02.10 Sun.)

少し前のこと。ちょくちょくお寄りするワインショップで、久しぶりにカウンターへ。本日のグラス赤ワインがOkunota Wineryさんでした。奥野田さんを初めて知ったのは2009年11月7日。「ワインツーリズムやまなし2009」に参加したときのことである。そのときの印象が、当時主催していたインターネットコミュニティの日記にあった。

“OKUNOTA WINE
*1989年創業の若いワイナリー。オーナーは河口湖出身。グレイスさんにいたらしい。ってネホリハホリ(笑)1990年の甲州シュール・リーには正直首をひねったがシャルドネはよい酸味を持ちなかなか。カベルネ100%は悪くないが少々うすい。メルロ100%はカベルネフランの様。機山さんでも同じような印象をメルロには持った。「メルロ&カベルネ・ソーヴィニヨン 2006」が良かったので購入。”(表記など当時のまま。偉そうなコメントご容赦のほど・苦笑)

しばらく疎遠になっておりましたが、ワイナリー便りは配信してもらっていて忘れたことは一度もありませんのよ。ただちょっとご無沙汰していたという(シドロモドロ)とにかく、久しぶりの邂逅で、口にしたしたワインがとても良くて、大いに嬉しく思ったのでした。時を同じくして出会った甲斐ワイナリーさんの「かざまメルロー2020」も良かったです。ニッポンワインは、ここのところお隣の長野産を飲むことが多かったのですが、ふるさと山梨も相変わらず頑張っている! わたしの鼻も高々です(笑)

昔の日記を紐解いて芋蔓式に懐かしく思うワイナリーと人。その中でも強烈な印象を私に与えたのは当時ルミエールさんの醸造責任者だったOさん。前述の「ワインツーリズムやまなし2009」に参加したきっかけはそれに先立つ同年4月にワイナリーツアーで山梨を訪れたこと。このときは日帰りでランチの場所を加えて全部で三つのワイナリーを訪ねる、という内容だった。そしてランチの場所がルミエールさんだった。当時の日記から抜粋。

“次はルミエールさんでワイン付ランチ。お野菜のおいしいこと!食後は畑の見学および泡の製造過程の説明。なぜか醸造責任者のOさんから両手いっぱいのノビルをもらう。他所は他所。自分のところには自分のところの哲学とやり方が。というのが随所に見られ面白い。” そのOさん、2014年にルミエールさんを退社し今はご自分のドメーヌを。一度そちらのワインを飲んでみたいと思うものの、大人気で見かけてもすでにsold outばかり。あのOさんがご自分のドメーヌでどんなワインを作り続けていらっしゃるのか。もう一度お目にかかってみたいものです。