日常へ(2024.01.04 Thu.)

子供の頃のお正月はもっとずっと長かった。今日からごみ収集も再開され(これはありがたい)お洗濯も解禁。常のことが一入ありがたく感じられる。年末には久しぶりに日本でも、すっかり元に戻ったような光景をうれしく思っていたばかり。年が明けて、今年は穏やかな一年にと心ある誰もが願ったことだろう。それが、目まぐるしいニュースに心が傷みっぱなしだ。しかも、ガイア様の純粋な活動だけではない、というような声が聞こえてくれば一層混乱する。何が真実なのか。目が曇らないように。トラップにかからないように。学問の基本に立ち、感染症騒動の教訓も忘れず、あらゆることに疑問を持ちつつ愉快なことを見つけて、心の均衡を保ちたい。

二羽のメジロと一羽のウグイス。毎日それぞれが庭を行き交う。食性が違うのだろうか、メジロとウグイスは争いもなく平和に共存していた。それがあるときウグイスが、二羽のメジロから激しく攻撃を受けた。これまでにはない光景。少し前にウグイスが、今まで興味を示さなかった柿を啄み始めた。それか! それが原因か!! 自分たち“だけ”のものと思っていた柿に手(いや口か)を出されて、怒りに燃えたメジロ、というのが筋書きか。いきものの本性を見た気がした。ホモ・サピエンスも、知恵と言葉を持っていても、それを正しく使わなければメジロたちと一緒。いや、なまじ知能を持っているだけに始末が悪い。大なる教訓を得た。